オリ・ムストネン
Olli Mustonen

Profile

ヘルシンキ生まれ、5歳でピアノ、ハープシコード、作曲を始める。最初にラルフ・ゴトーニに、その後エーロ・ヘイノネンにピアノを学び、作曲をエイノユハニ・ラウタヴァーラに師事。

ムストネンのピアノ演奏や指揮活動の根底には、彼の作曲家としての生き方が投影されている:それは、楽曲を演奏するときはいつも、あたかもそれが初演であ るかのような新鮮さをもって演奏しなければならない。そうすることによって初めて、聴衆や演奏家は、作曲者が同時代に生きているかのような疑似体験を共有 することができる、という深い信念にもとづく生き方である。ムストネンにとって、従来の解釈に唯々諾々と従うことは創造性の欠如を意味するが、ただ単に他 者と違うことだけを求めるのもまた、彼にとっては凡庸さを意味するのである。

夏の数ヶ月を作曲活動のために空けるが、その他は世界一流オーケストラとの共演に忙しく、ベルリン・フィル、シカゴ響、クリーヴランド管、ベルリン・ドイ ツ響、ロンドン・フィル、ロス・フィル、フィラデルフィア管、フィルハーモニア管、ロイヤル・コンセルトヘボウ等と共演は数知れない。また、共演した著名 指揮者も、アシュケナージ、バレンボイム、ベルグルンド、ブーレーズ、チョン、デュトワ、エッシェンバッハ、サロネン、アーノンクール、サラステ、テン シュテット、そしてヴェーグなどの名が挙げられる。またカメラータ・ザルツブルグ及びドイツ・カンマーフィルとは定期的に共演するほか、リサイタルも世界 各地で頻繁に演奏。室内楽ではスティーヴン・イッサーリス、ペッカ・クーシスト、ジョシュア・ベルなどのパートナーとの充実した共演を展開、指揮活動も定 期的にこなし、2003年からはタピオラ・シンフォニエッタの首席指揮者を務めている。

2004年シーズンは、バッハ、ブゾーニ、プロコフィエフといったプログラムのリサイタルを全世界で行った。協奏曲では、サラステ指揮NHK交響楽団とス トラヴィンスキーの協奏曲を演奏、絶賛された。他にはアルソップ指揮ミネソタ響、リッツィ指揮香港フィル、ミッコ・フランク指揮ハンブルク・フィル等と共 演、サラステ指揮フィンランド室内管とは中国ツアーを行い、また彼自身のオーケストラのヘルシンキ・フェスティバル・オーケストラ、ドイツ・カンマーフィ ル、そしてタピオラ・シンフォニエッタを指揮振りしている。

2005年シーズンは、シベリウス、スカルラッティ、ラフマニノフによるリサイタルをヨーロッパヤアメリカで演奏、協奏曲はマズア指揮ニューヨーク・フィ ル、シュヴァルツ指揮シアトル響、エルツ指揮シンシナティ響、ナガノ指揮ベルリン・ドイツ響、オラモ指揮フィンランド放送響、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイ ツ・カンマーフィル等との共演、そして、ヘルシンキ・フェスティバル・オーケストラ、タピオラ・シンフォニエッタを指揮するよていである。

ムストネンのCDレコーディング・カタログは、すでに幅広く、かつ比類ない質の高さを誇っており、デッカからリリースされたショスタコーヴィチおよびアル カンの前奏曲集は、1992年のエディソン賞とともに、グラモフォン賞の最優秀器楽録音賞を受賞している。BMGからはバッハとショスタコーヴィチの前奏 曲とフーガ、ベートーヴェンのディアベリ変奏曲をリリース。2002年にはオンディーヌ・レコードとレコーディング契約を結び、バッハ、ショスタコーヴィ チの前奏曲とフーガの第2巻、シベリウスのピアノ作品集、ヘルシンキ・フェスティバル・オーケストラを指揮したシベリウスの交響曲第3番とピアノ弾き振り したヒンデミット作品、ペッカ・クーシストをソリストに迎えタピオラ・シンフォニエッタを指揮したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集、がすでにリリース されており、今シーズンにはプロコフィエ

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