堀 正文

Masafumi Hori
<協力アーティスト>

Profile

1949年富山県出身。5歳よりヴァイオリンをはじめ、京都市立堀川高等学校音楽科を経てドイツ・フライブルク音楽大学へ留学。名教師ウールリヒ・グレーリング、ウォルフガング・マシュナーの両氏に師事。在学中より、ハイデルベルク室内合奏団のソリストとして、ヨーロッパ各地への演奏旅行を行う。 1973年同大学を最優秀の成績で卒業と同時に同大学の講師に迎えられる。同年、フランクフルト放送交響楽団とのヴィニャフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番を共演。この公演はテレビ、ラジオを通じて全ドイツに放送され絶賛を博した。74年よりダルムシュタット国立歌劇場管弦楽団の第1コンサートマスターに就任。以来ドイツを中心にヨーロッパ各国でオーケストラ活動はもとより、ソロ、室内楽などに幅広く活躍した。これまでにマルシュナーのほか、サシュコ、ガウリロフ、ピーナ・カルミレッリ、ブルーノ・ジュランナなどと共演。 79年に東京でのNHK交響楽団とのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲共演が大きな反響を呼び、同年9月NHK交響楽団にコンサートマスターとして入団。現在、ソロ・コンサートマスターとしての重責を果たすとともに数多くのソロリサイタル、N響室内合奏団をはじめとする室内楽に幅広く活躍している。またN響での功績に対して有馬賞を受賞している。88年、ヴァーツラフ・ノイマン指揮/チェコ・フィルハ-モニー管弦楽団日本ツアーのソリストとして共演するなど海外の著名なオーケストラへの客演もこなす。 93年にはシャルル・デュトワ指揮/NHK交響楽団ヨーロッパ公演ではソリストとして演奏、「極めて繊細で澄んだ音で華麗な演奏」と各地で高い評価を得た。わが国のクラシック界を代表するヴァイオリニストとして、演奏活動のかたわら、ジュネーブ国際コンクール、レオポルト・モーツァルト国際コンクール、シュポア国際コンクールなど国際コンクールの審査員を務め、また桐朋学園大学などで後進の指導にあたるなど精力的な活動を繰り広げている。

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